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同情するなら笑え

ある年の冬の夕方でした。もう日が暮れかけていました。

「ちょっと訳あってさあ···无破壊でカギ开けて欲しいんだけどさあ···」

ある集合住宅の修缮工事を请け负っている得意先から探索四十の电话でした。

详しくお闻きすると修缮が终わった部屋の电気メーターが回り続けていると管理者から连络があり扉のキーを管理者から预かり确かめに行こうとしましたがその部屋の扉のキーを无くしてしまったらしく仆がカギを开けて原因を见つけて电気のブレーカーを落としてまた元通りにカギを闭めて欲しいとのことでした。
どういう修缮をしたかというのは何も言いませんでした。

仆もその集合住宅の管理者と直接取引をしておりますので立ち合いがなくても何とかな探索四十ると思い早速当该物件に行きました。すっかり日が暮れていました。

扉の前まで行きました。ほぼ真っ暗でした。
电気メーターを见るとゆっくりと回っていました。

仆はピッキングで解锭しました。
扉を开けるとものすごい异臭がしました。
强烈なパンチのある异臭でした。

部屋の中を见ると洗面所の方が明るくなっていました。やはり电気の消し忘れでした。
仆は洗面所の灯りを頼りに住居に入っていきました。

洗面所の前の和室の畳に真っ黒なくの字の人の等身大のシミがありました。
そしてそのシミを囲むようにトイレの消臭剤らしきものが何本も置いてありました。


仆は一瞬にして状况を理解しました。


こんなときにこんなこというのも何なんですが人间の脳ってすごいものですね。
极度の恐怖や予期せぬ出来事が起こると防卫本能が働くのでしょうか,例えて言うなら临死体験探索四十課程をした人が花畑や川を见るが如く脳はその事実から目を逸らすように关系のないことを脳内に无理やり呼び起こすのでしょう。
この时,仆の脳にはなぜか志村けんの声で「ラムのラブソング」が流れていました。

歌词のようなソワソワする余裕もキョロキョロする余裕もなくガチガチに固まりながらシミを横目に异臭と戦いながら洗面所の电気を消し好きよ好きよ好きよウッフンとのバカ殿の声が脳内に流れる时くらいにブレーカーを落とし,扉を闭めてリターンスピナー(カギ屋の専用工具です)でカギを闭めました。
车に戻るまでずっと志村けんの声が头の中に响いていました。

 

に店り戻先得意にで电话
「あの···终わりました。···あの···あの部屋って孤独死···」
とが仆いうと

「よくわかったねえ,さすがだねえ···」